東日プラネタリウム パンフレット

東日プラネタリウムとは1938年10月30日に東京有楽町に日本で2番目にできたプラネタリウムです。東京日日新聞東京支社の社屋にありました。1943年、東京日日新聞が毎日新聞と社名を改めたのに伴い、毎日天文館と改められました。本資料のパンフレットには昭和14(1939)年4月30日にスタンプがあります。開館間もない頃に配布されていたもののようです。当時のプラネタリウムは、博覧会のパビリオンのような位置づけもあったようです。東京(都会)に来た折には、最先端の科学技術に触れに行ってみよう。っといった感覚でしょうか。
裏面にはプラネタリウムで何ができるかが紹介されています。リードでは、一万年後の空までわかる。っと記されており、歳差運動も表現できたのでしょう。光学式プラネタリウムの源流を感じます。また月ごとの番組テーマが記載されています。南極の星というテーマもあります。緯度変化を行いながら、生解説でどんな投影がなされていたのでしょうか・・・

パンフレット一枚の情報からも、80年ほど前のプラネタリウムに思いをはせることができます。

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