1920年に時の記念日が制定されて、2020年で100年になりました。当時は時間を大切に行動しようという社会運動の側面が強かったようです。このチラシは時の記念日100周年を記念した企画展で展示したものです。 また時の記念日を制定された由来が天智天皇が漏刻によって基準となる時間を定義し、その時を多くの人に伝えるために鐘を...
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貴重資料の記事一覧
この寛政暦は寛政10(西暦1797)年のものになります。寛政9年それまで使われていた宝暦暦を改め西洋の天文学を取り入れた改暦が宣下されました。改暦の中心として活躍したのが麻田剛立、高橋至時、間富重らです。彼らはフランスで出版され、オランダ語訳されたラランデ暦書から最新の天文学を学びました。そして初めて世に出たのが寛政1...
和漢三才は江戸時代の百科事典のようなものです。全100巻をこえる大書です。本書は今から300年ほど前の正徳3年(1713)に刊行された木版『和漢三才図会』巻1「天文」になります。 当時は天動説が一般的であり、地球を取り巻く月や太陽、水星、金星、火星、木星、土星のなどの惑星などが説明されています。日食、月食の原理も天動説...
恐竜の卵の化石です。3個密集した状態で採取されました。この卵が何の恐竜だったのかを特定することはできていません。イベントでは子どもたちも実際に触れながら、どんな恐竜だったのかと思いをはせる、そんな会話の弾む時間になります。 本標本は3個が集積しているので、母岩も含めとても重い標本になっています。常設に近い、固定展示でき...
トリケラトプスは白亜紀に栄えた体長9mにもなる角竜の一種です。図鑑にもよく登場する人気のある草食恐竜です。映画などではティラノサウルスと戦うシーンがよく描かれていますが、ずんぐりとした巨体と、攻撃的な角がそういったイメージを作り出しているのでしょう。 本標本は、トリケラトプスの脊椎の一部になります。押しつぶされて変形し...
暦の作成はいつの時代にも天文と密接に関わり、最先端の情報が集められて作られました。時代ごとの英知の結集でもあります。また暦は計算するためのサイエンス、版木を作る工芸技術、そして配布するという社会性など様々な顔を持つのも興味深いところです。 所有する暦は江戸時代の85年分ほど、明治に入って旧暦が発行されていた40年分にな...
ストロマトライトとは、シアノバクテリアが作り出した岩のようなものです。シアノバクテリアは地球史上初めて光合成を行ったバクテリア。今から35~27億年ほど前に発生しました。このシアノバクテリアによって地球の環境が激変します。当時の大気はほとんどが二酸化炭素でしたが、海中に発生したシアノバクテリアの光合成によって、大気の組...
ラランデ暦書とは、パリ天文台台長であったラランデが1764年に出版した最先端の天文学を紹介した本になります。天文書なのに暦書と紹介されるのには理由があります。このラランデ暦書はフランスで出版された後、オランダに渡り翻訳されます。それが、オランダと交易していた江戸幕府に伝わってきます。幕府の天文方、高橋至時はこのラランデ...
東日プラネタリウムとは1938年10月30日に東京有楽町に日本で2番目にできたプラネタリウムです。東京日日新聞東京支社の社屋にありました。1943年、東京日日新聞が毎日新聞と社名を改めたのに伴い、毎日天文館と改められました。本資料のパンフレットには昭和14(1939)年4月30日にスタンプがあります。開館間もない頃に配...
1872(明治5)年11月、政府は急遽、1873年1月1日から暦を改めることを布告します。改暦が実施あれるまでわずか一月あまり。多くの人が戸惑ったことでしょう。明治に時代を移し国の制度も大きく変わりました。そんななか、暦の改革は全国民に大きな影響を与えることとなります。人々も時代の変化をことさらに感じたことでしょう。 ...
新聞は当時の社会的な評価を如実にあらわしています。毎日のように一面を飾り、日々刻々と進行するダイナミックな物語を皆に届けていました。このような一面の記事が毎朝届いていたかと、想像するだけでワクワクします。いずれ機会があれば、30種ほど集めている新聞記事もご紹介できればと思います。 ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせく...
アポロ計画は人々に大きな夢と達成感を与えました。アームストロング船長の交信記録はレコードになり、子どもたちは時の英雄をメンコとして身近に感じていたようです。様々な国で切っても発行されました。 写真以外にも多数所蔵しています。企画展の時などに公開していますが、レンタルも可能です。...